自分のキャリア物語を語ってみよう!・・サビカスのキャリアストーリーインタビュー
もし、あなたが小説の主人公だとしたら、あなたの人生はどんな風に語ることができますか?
もしドラマだったら、絵本だったとしたら、、、、
どんな風に描かれるのでしょうか?
日本で週休3日制が導入?いよいよ多様な働き方が本格的に可能に

先日、飛び込んできたニュース。日立製作所が給料を減らさずに週休3日制を22年度内に導入するというのです。
NECや1965年に日本で初めて「週5日制勤務」を採り入れたパナソニックも導入検討しているという。
就社から就職へ、いよいよひとりひとりがワークライフバランスを充実させた多様な働き方を本格的に実現できるタイミングが到来しました。
私が子供の頃は週休1日制の会社が沢山ありました。数十年で、、こんなに変化するなんて想像もしていませんでした!!
この変化の多い職業人生をいかに上手く乗り越えるかの課題に応えるために構築されたのがサビカス氏のキャリア構築理論です。
サビカスのキャリア構築理論から学ぶ変化の多い時代のキャリアの育て方

21世紀を代表するキャリアカウンセリング技法として有名なサビカス氏のキャリア構築理論。
サビカス氏は元ノースイースタンオハイオ大学医学部の名誉教授として医学生にカウンセリングを教えていた方です。
彼が『職業』に興味を持ったきっかけは5歳の時に父親が従事していた建設現場に水を運ぶ仕事を手伝った経験だそうです。
子供ながらに一生懸命働くことの達成感を味わい、働くことの価値を見出しました。
そんなサビカス氏が提唱するキャリア理論の目的は、以下の通りです。
予想不可能な絶えず変化していく環境の中で自らも変化して適応を繰り返しながら
『ありたい自分になる』ための方法を発達させ実現を目指していくこと
人生100年時代と寿命は伸びたものの、日本の伝統的な働き方である終身雇用制は崩壊しつつあります。
男性も自由に育児休暇が取れるようになってきたり、様々な企業は副業を解禁したり、週休3日制まで採用するようになってきた。
こんな激動の今の時代にとても合っている理論ではないでしょうか。
究極の5つの質問で本当の自分を知る

変化の多い人生を通じて『ありたい自分になる』方法を見出すために
キャリア構築インタビューでは以下ありたい自分の人生テーマを探るために5つの質問をしていきます。
- ロールモデル
- お気に入りの雑誌や番組、サイト
- お気に入りの話
- モットー、好きな名言
- 幼少期の思い出
自分が気に入っていることや経験から自分を探っていただきます。
サビカス氏が5歳の時に父親の仕事を手伝ったエピソードをお伝えしましたが、実は私もちょうど5歳くらいの時に母の仕事を少しだけ手伝っていました。
その頃母は私の父と別れ叔父の会社の仕事を手伝わせて頂くことになったのです。
私を育てるために必死の母をなんとか助けたいと子供ながらに重い荷物を運んだりしていました。
また、ある時は母が従業員さんにお渡しするお給料が入った封筒を誤って捨ててしまったことがありました。
私は大きなゴミ袋の中を一生懸命搜索して、とうとう封筒を見つけた時とても嬉しかったことを記憶しています。
その時の母の安堵した表情が今でも忘れられません。これが私が仕事に対する情熱の原点です。
この私のエピソードは上記の5つの質問で言えば5番目の幼少期の思い出に当たります。
自分語りは独りでやっても意味がない?!キャリアコンサルタントが必須な理由

なんか面白そう!早速やってみようと思ったあなた。
でも実は、この質問は独りでやってもなかなか難しいのです><
なぜなら私たちには様々な『捉われ』があるからなのです。
これはヨガや瞑想とも繋がるお話になりますが、私たちはある出来事を事実そのものではなく、自分の見たいフィルターを通して見ています。
その見方には、色々な『捉われ』が乗っかっています。伝統的なヨーガ、瞑想ではこの捉われを外すために行います。
- 辛かった経験から想ったこと
- 嬉しかった経験から感じたこと
- 誰かに褒められたこと
- 誰かに叱られたこと
- 誰かに言われたこと
- 一般常識とされていること
- 大勢の意見に近いこと
- 良いなと思っている人の意見
常識的な方や日本の学校の成績が優秀だった方、周りに合わせられる優しい方ほど、この捉われの服を沢山着込んでいる可能性があります。
キャリアコンサルティングは二人で行う瞑想と私自身は捉えています。
楽しく語った自分物語の中にその人特有の見方や捉われが存在します。
その捉われの服を脱いだ時本当のあなたが現れます。
その捉われとは全く違う別のあなたかもしれないし、
その捉われがやっぱりありたいあなたにとって大切なものかもしれません。
一度脱いでみることで本当のあなたらしさに還り、真にありたいあなたを再構築できるのです。
例えば、前出の母親の仕事を手伝っていた私のエピソード。
真面目で母親想いの優しい子と思ってくださった方がいらっしゃるかもしれません。
このエピソードには、忙しい母親にもっと愛されたかった自分、認められたかった自分がいます。
そして一生懸命動いて人の役に立つと嬉しいご褒美がもらえるんだなと学んだ自分です。
長くなるので割愛しますが、他の4つの質問を語ると私の違う面がわかります。
マイペースで自由と快楽を愛する自分です笑

金の糸を見つけて自分のキャリア人生を再構築する方法
サビカス氏の5つの質問のインタビューを通じて
ありたいあなたを再構築しあなたの人生物語を見つめていくことができます。
バラバラに思える経験や思考の中に貫く一本の金の糸を見つけていくわけです。
あなたのキャリア人生を貫くテーマは何でしょうか?
今一度自分のキャリアを振り返りたい方やまだ自分の未来をどうして良いか確立していない方、迷われている方、
これからのキャリアを自分らしく素敵なものにしていきたいと願う全ての方にオススメなインタビュー方法です♡
仕事で迷った時、人生で悩んだ時、気軽に行ける場所が日本では今まで占いくらいしかありませんでした。
母が昔、悩んでいた時代にはまだ日本にはキャリアコンサルティングがありませんでした。
今はとても良い時代になりました^^
ぜひご自分のキャリアが気になった時は、お気軽にお近くの国家資格キャリアコンサルタントに一度聞いてみてくださいね♪
あなたがあなたらしくイキイキと活躍されますよう心から応援しております♡

参考文献:渡辺三枝子氏 キャリアの心理学キャリア支援への発達的アプローチ
