ライフサイクルとは?人生の発達段階について
ライフサイクルとは人生の過程や段階、周期のことです。
人生100年時代をどうやって過ごしていくのか?今の混沌とした先が見えにくい世の中で不安になることがありませんか?
コロナ渦に加えて、ロシア・ウクライナの争いも加わって社会的に不安定な要素がますます増えてきています。
人生の生涯にわたり自分が果たす役割を仕事だけでなくライフキャリアとして家庭生活やプライベートな活動、地域との関わりなども含めて自分らしさが輝く幸せなものにしたい。
そんな充実した自分らしい幸せな生き方を叶えるために、人生の中でどういう時にどういう傾向になりやすいのかを知っておくと便利です。
なぜなら事前に対策が立てられるし、例え先が見えなく不安に思えるような状況がやってきたとしても、その先の明るい未来を想像しやすくなるからです。
私たちは歳を重ねるほど老いていきますが、キャリアの世界では円熟していくと捉え、
『人は一生を通じて発達していくもの』が定説なのです。
この人生の発達理論には複数の学者さんの理論があります。
今日はシンプルなレヴィンソンの人生の四季理論をお伝えします♡
人生の四季・・・レヴィンソン
アメリカの心理学者レヴィンソンは人生には四季のように4つの発達段階があると唱えました。
さらに4つの段階を結ぶ移り変わりの期間を人生の過渡期とし、注意すべき重要な時期と考えました。
各人生の過渡期に丁寧に自分自身と向き合い自分と環境を見つめ直すことで、人生をさらにステージアップ出来るチャンスにもなります♪
人生の春・・0歳〜22歳の青年期

まず、児童期から青年期は、0歳〜22歳ごろです。
親や社会といった周りに保護されながら育つ時期ですよね!その保護から独り立ちして大人の世界へとデビューする時期です。
自立に向けて自ら新しい世界へと一歩を踏み出す勇気や行動力が必要とされます。
人生の夏・・17歳~45歳の成人期

成人期は17歳~45歳頃です。
成人期への過渡期は、20歳前後です。
オトナの世界にはいり、自分というアイデンティティが確立される時期です。
自分て一体どんな存在なんだろうって自分について考えてみたり、自分が自分でないような感覚も持つと言われています。
多感な時期ですね!
また、30最前後の過渡期もあります。この時期は仕事で忙しくなる時期でもありますね。
例えば陥りやすいこととして、周りの活躍に焦ったり、仕事が忙しすぎて無力感や無価値観を感じるなど。
自分のことがわからなく思えたり、『焦り』や『無力感』を感じられたら、自分らしさを確立しようともがいているサイン。
この時期の発達過程ならではのあるあるなんだというわけです。
どんな人生にするかすごく悩み考え模索していたことを思い出します
人生の秋・・40歳~65歳の中年期

中年期は40歳~65歳頃です。
人生の半ばの過渡期とも言われる中年期への過渡期は40〜45歳前後です。
若い頃と比べて段々と体が変わり始め、年を重ねることの変化を感じやすい時期です。
また、仕事をするという社会的な役割と家庭の中での女性的な役割と、ワークライフバランスに悩む時期ではないでしょうか。
お子さんが成長して子離れをしなくてはいけなかったり、夫婦の関係が変化する方もいらっしゃるでしょう。
仕事でのポジションや働き方も変化しやすく、人生の中で1番変化が多い時期なのです。
さらに50歳前後の過渡期では、体力が少しずつ落ちてきて、もうこれまでのようにはやっていけないと感じ出す時期です。
この時期は、新たな道を切り開くために、ありのまま今も過去も全ての自分をゆっくり包容していくことが課題です。
自分らしさを模索したり葛藤したりしながら見えない恐怖を受けいれて、真の自分として生きることを決断する時期なのです。
人生の冬・・60歳以降の老年期

老年期は60歳~です。
老年期の過渡期は60歳〜65歳前後です。
役割の喪失感や孤独感、死への恐怖を少しずつ受け入れながら、次世代に新たな希望を明け渡していく時期です。
自分の今までの経験を総決算しながら、次世代に繋いでいくことで、新しい希望が広がっていきます♡
その希望からまた新たな希望が広がってどんどん巡り循環していけたら素敵ですね♪
人生もお楽しみもこれからだにゃ♪
これで不安から解放!自分らしく生きるようになるマイライフサイクル
このように人生を4つの四季に分けてみていくと、人生のさまざまなシーンで迷いや悩みが生まれやすいことがわかります。
焦りや無力感、迷いやためらい、不安や恐怖感も全て健全に成長しているということ。
人として立派に発達しているからこその過程なんだと知ることが出来ます。
そしてそんな時こそ、ひとりで考え込まずにキャリアコンサルティングをご活用頂けましたら嬉しいです♡
真にありたいあなたでのびのびと自信をもってどんな時期でもあなたらしく楽しく進んでいけますよう心から応援しております。
(参考文献・・キャリアカウンセリング宮城まり子・新版キャリアの心理学渡辺三枝子著編・働くひとの心理学岡田昌毅著)


