自己効力感をあげる方法をバンデューラ先生に学ぶ

キャリア理論紹介

「自信がない」を言い換えた言葉として、

自己肯定感が低い

というフレーズを耳にしたことはありますか?

「子どもの自己肯定感をあげる~」のように、 最近は本のタイトルなどでも目にする機会が増えた言葉だと思います。

そして、「自己肯定感」と似た言葉に、「自己効力感」という言葉があります。

今回は、自己肯定感と自己効力感をあげるとどんないいことがあるのか?
そして、自己肯定感と自己効力感をあげる方法をお伝えします。

自己肯定感の大切さ

自己肯定感(self-esteem:自尊心)とは、等身大の自分の姿を受け止めて、「自分は大切な存在だ」と認められる気持ちを指します。

ということは、自己肯定感が低い状態は、等身大の自分の姿を受け入れることができず、「自分なんてどうでもいい存在だ」と思ってしまうと言い換えられます。

これはちょっとつらそうですね。

自己肯定感が低い状態だと、「自分はだめな存在だ」という思いにとらわれています。

「自分はだめな存在だ」がベースにあると、人からアドバイスをもらっても「非難だ」と受け取ってしまったり、感謝の言葉をもらっても「裏があるかも」と勘繰ってしまったりしがちです。

自己肯定感が低い人は、愛情や幸せを逃しやすい体質になっているといえるでしょう。

自己肯定感をあげる方法

いつも自分に「いいね!」をあげる

自己肯定感をあげるには、失敗に目を向けるよりプロセスに目を向け、がんばった自分に「承認」を与えることです。失敗したということは、行動を起こしたということ。

行動を起こした自分をしっかりとねぎらいましょう。反省はそのあとで。

合わない人や場所とは距離を置く

会うとネガティブな気分になる人や、行くと気分が悪くなる場所にはできるだけ近づかないようにしましょう。

人それぞれ、合う・合わないはあるものです。適応できない自分を責めすぎないでくださいね。

結果を出すには「自己効力感」も大事

では自己肯定感さえあげればうまくいくのかというと、そうとはいえないのが難しいところです。

物事を成功させるには、自己肯定感を高く持ち「ありのままの自分でOK」と感じるだけでなく、「自分はやればできる」のマインドも手に入れる必要があります。

「やればできる」のマインド、これが自己効力感です。

心理学用語でもある「自己効力感」とは、カナダ出身の心理学者・バンデューラが提唱した概念の1つです。

自己効力感をあげる方法

行動の達成

あることについて、自分自身で目標を達成した経験です。客観的な成功・失敗よりも、「自力でやりとげた!」と思えていることがポイントです。心の中で「興味がある」と考えるだけの状態より、実際に興味があるものに対して行動を起こしたほうが、自己効力感は高まります。

代理的経験

自分以外の誰かの目標達成を観察した経験です。モデリングともいいます。自分と似た立場の人の成功を見聞きすると、自分も成功できるかもと思えます。逆に失敗する姿を見てしまうと、「自分も失敗してしまうかも」と感じてしまいます。

言語的説得

自分に能力があることを言語で説明・説得されることです。例としては、子どものころに周りの大人に歌をほめられたことをきっかけに歌手になったケースなどがあります。言語的説得を機に行動をどんどん起こすので、行動が達成されて自己効力感が高まるとされています。

情動的喚起

身体的・心理的に変化を体験することによって、モチベーションがアップする生理現象です。人前で話すときに、ドキドキする、冷や汗をかくなどの身体的症状が出れば、自己効力感は低下します。反対に、リラックスしている状態では自己効力感は高まります。

キャリアの現場で自己効力感を高めるには?

それでは、キャリアの現場で自己効力感を高めるには、具体的にどのような行動をとればよいのでしょうか。

「行動を達成する経験」としてはインターンシップや職業体験、「代理的経験」としては見習いたい人(ロールモデル)の行動を観察して真似る、「言語的説得」にはキャリアコンサルタントを受けるなどがあります。実際に行動することによって、「情動的喚起」も起こります。

キャリアだけでなくさまざまな現場で必要になるのが、「ありのままの自分でOK」の自己肯定感と、「やればできる」の自己効力感です。

小さなことからでかまいません。コツコツと「やりとげた」経験を積み重ね、他の人をお手本にしたり励ましてもらったりして、目標に近づいていきましょう。

 

と、いうことでした!

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